
依頼先決定
依頼先を選ぶのにそれぞれの特徴、長所、短所、こういうふうな人に向いているということを解説していきます。
木造在来工法は日本の伝統的な工法で現在一戸建て住宅の中で最も多い工法です。建物の骨組みを柱と梁でくみ、点で力を受けるという構造です。筋交という斜め材を入れ、金物で補強することで地震や風圧に耐えることができます。長所は、1、構造上での制約が少ないので、土地が狭い場合や変形した土地であった場合にも柔軟に対応できるというところ、2、窓などの開口部の設計や間取りが比較的自由であることから、将来的にリフォームもしやすいというところの2点です。逆に短所は、1、施工技術に熟練の技が必要であるため、業者間で技術による差が出やすいというところ、2、複雑な間取りにすると屋根の形も複雑になり、雨漏りしやすくなるというところ、3、気密性や遮音性がほかに比べて劣るというところの3点が挙げられます。
2×4工法は2インチ×4インチの部材と合板で4面の壁と床、天井の6面で建物を支える工法です。外からの力は壁や床などの「面」で受け、屋根などの重さを支え、強風や地震の揺れに耐えます。構造体の材料は木材で、柱を一切使わず、枠を作り、その枠にパネルを打ちつけ、壁を組み立てていきます。床板を設置してから壁を施工していくため、早く確実に施工できます。長所は、1、壁と天井、床の6面体で建物を支えているので、頑丈で地震に強いというところと、2、気密性、遮音性、断熱性に優れているというところ、3、マニュアルに基づき、既製品の部材を使用し、組み立てられるので工期が短く、大工の熟練した技術がなくても大丈夫だというところの3点が挙げられます。逆に短所は、1、「点」でなく「面」で支える構造のため、大きな開口部がとりにくいところ、2、床から壁へ順番に積み上げていき、最後に屋根のパネルを完成するまでの間、構造体が風にさらされるというところ、3、日本の気候が高温多湿であるため、木の腐食、釘や金物のさびに十分注意が必要だというところ、4、将来的に間取りの変更がしにくいところの4点が挙げられます。
鉄骨造というのは文字通り鉄骨系の部材で建物を支える構造です。住宅の場合は、在来工法の柱や梁などの構造体を軽量鉄骨に置き換えた工法で建てるのが一般的です。鉄骨造には「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」の2種類があり、いずれも柱や梁には鋼材を用いているのが特徴です。長所は、1、使用される部材が工場生産となるので品質が一定であるということ、2、耐久性、耐震性、耐火性に優れているというところ、3、軽量鉄骨造の場合は基礎工事が木造と同じ程度で済むので工期が短くなるというところの3点が挙げられます。逆に短所は、1、湿気や結露には弱く、錆が出ることがあるので、防錆対策をして耐久性を高める必要があるところ、2、軽量鉄骨の場合には、広い間取りにはふむきというところの2点が挙げられます。
鉄筋コンクリート造は現場で鉄筋を配し、型枠を組み、コンクリート(セメント、砂、砂利からなる)を流して構造体をつくる工法です。「RC工法」とも呼びます。鉄筋と鉄筋の動きを固定するコンクリートを一体化させることで強度が発揮されるのが特徴で、寿命は50年から100年と長いです。長所は、1、特に耐久性、耐火性、耐震性に優れているところ、2、設計の自由がきき、重厚間のある建物が建てられるというところの2点が挙げられます。逆に短所は、1、建築費が高く、工期が長いということ、2、雨水が鉄筋にまで浸水するようになると、錆ができ、強度が低下するというところ、3、重量がある工法であるため、その土地の地盤が弱い場合は、地盤改良の工事が必要になってくるところの3点が挙げられます。